当院は令和3(2021)年1月に免震構造5階建てで新築開院した、都内でも珍しい、長期入院が可能な透析専門病院です。91床の個室と多床室を有し、明るく、広いスペースをとったつくりで、安心・安全に長期療養ができ、リハビリ担当医の指導も受けられます。病室の各ベッドに強制換気ファンを導入して、臭気対策・感染対策にも配慮しています。
外来透析のベッド数は80あります。天井はゆとりある高さで、ベッド間隔は広く、スタッフの目が行き届くよう室内に柱がなく、ストレスを感じない空間です。放射パネル空調によってベッド回りの温湿度環境を整え、空気の流れを天井から床への一方向として感染症対策にも配慮しています。
全台オンラインHDF「血液透析ろ過療法(Hemodiafiltration)」対応装置を導入していて、通常の血液透析療法では除去しきれない老廃物(低中分子タンパク)の除去が可能で、長期透析療法の合併症を少なくすることが期待されます。
今後も都立病院などの総合病院、大学病院などとの有機的連携のもと、地域の医療機関や福祉保健施設とのネットワークと役割分担を大切にして、職員が一丸となって透析医療を中心に取り組んでまいります。多くの地域の皆様に当院を利用していただき、満足していただけますように、整備、運営を行っていく所存です。
皆様のこれまでのご協力に感謝申し上げるとともに、当院に変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
清湘会東砂病院 院長 石橋 賢一
院長 石橋 賢一
副院長 伊勢川 拓也