血管外科とは
動脈、静脈の疾患の診断と治療を専門とします。動脈は、すべての臓器をふくめて体のすみずみに酸素や栄養を送る役割をもっており、動脈の不具合は臓器の機能障害につながります。例えば、頸動脈の動脈硬化により脳血管障害がおきたり、心臓の冠状動脈から虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)がおきたりします。
静脈は言わば「下水道」のように、体のすみずみで生じた廃棄物や二酸化炭素を回収して、肺や腎臓などに送り届け「廃棄」されます。 したがって、下肢静脈瘤などによって静脈の血流が滞ると、皮膚の栄養障害や下肢の腫脹が起こります。
対象疾患
下肢閉塞性動脈硬化症、糖尿病性足病変などがあります。
下肢閉塞性動脈硬化症の診察の流れは?
足の診察を行い、必要に応じて血管エコー検査や血流測定(当院ではつま先の血流まで)を行います。いずれの検査も15分程度で終わります。
どのような治療がありますか?
動脈硬化はさまざまな原因でおこります。喫煙、高血圧、糖尿病、高脂血症、慢性腎臓病のほか、運動不足も関係しています。生活習慣の見直しのほか、重症の場合は、狭くなった動脈を拡張したり(PTA)、バイパス術などの手術が必要となります 。高度の治療が必要な患者さんへは適切な医療機関へ紹介させていただきます。
外来担当医表
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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9:00~10:30 | - | - | 小泉 | - | - | - |
14:00~16:00 | - | 光岡 | 小泉 (1・3・5週) |
- | 山本 | - |
血管外科は予約制となります。受診ご希望の方は、一般内科受診のうえ必要な検査を行い、予約をお取りいたします。
医師紹介
非常勤医師 光岡 明人
非常勤医師 小泉 伸也